奄美市「まーじんま」総会

今年度の支援活動などを決めた奄美市認知症の人と家族と支援者の会総会(提供写真)

認知症支援、啓発活動推進

 奄美市認知症の人と家族と支援者の会「まーじんま」(屋村賢良代表世話人)の2019年度総会「まーじんまの集い」が19日、奄美市名瀬のAiAiひろばであり、昨年度の事業報告、決算と今年度の活動計画や予算などを承認した。

 総会には、会員ら33人が出席。認知症の人や家族らの交流を図るため昨年6月から毎月1回開催している認知症カフェ「まーじんまカフェ」(11回開催)に延べ123人の参加があったことなどが報告された。

 今年度も、認知症の人やその家族らが、ともに支えあう地域づくりを目指し、認知症の勉強会や体験談発表、介護講座のほか、グラウンドゴルフなどによる会員交流を行うことを確認。屋村代表世話人は「認知症の人や家族が悩みを抱え孤立することなく、みんなで支えあえる社会を目指し、活動を続けていきたい」と意欲を示した。

 総会では、認知症の原因や服用中の薬剤の管理方法などについて、奄美薬剤師会の岡村芳和会長が講話。かかりつけの医師、薬局と情報共有するなど連携の必要性などを指摘した。