継続して海外販路開拓促進

地域団体商標海外支援事業で海外での販路開拓活動などが促進される(提供写真)

奄美黒糖焼酎 ジェトロが支援事業採択

 ジェトロ(独立行政法人日本貿易振興機構)は21日、2019年度地域団体商標海外展開支援事業の採択案件を発表した。14案件を採択して、奄美黒糖焼酎も18年度に続いて再採択。支援事業で奄美黒糖焼酎の海外販路開拓活動などが促進される。

 同事業は、地域団体商標(地域ブランド)を付した商品やサービスの海外展開において、海外向けブランド戦略の立案から、海外でのプロモーション・販路開拓活動などを支援する。それらにより地域の産業活性化や、地域資源の一層の活用を促進させることが目的としている。

 19年度事業に16件が応募し、新規3件を含む14件を採択。奄美黒糖焼酎(奄美大島酒造協同組合)は18年度に続いて採択され、ブランドプロデューサーによるプロモーション・販路開拓活動計画策定支援、バイヤー招聘=しょうへい=、海外見本市等参加支援などが行われる。

 18年度は同事業を活用して、海外販路開拓活動や奄美黒糖焼酎のテイスティングノート作成会などを実施している。

 同組合の川崎洋之青年部長は、採択されて事業が継続されることを評価。「蔵元単独ではできない活動も、ブランドプロデューサーのアドバイスで実施できるのはありがたい。今後も奄美黒糖焼酎を広く展開していきたい」と話した。