「奄美プラム」知事に贈呈

プラムを試食する三反園知事(左)

大和村村長
生産農家に元気を

 【鹿児島】大和村の奄美プラム(スモモ)の出荷が始まり、7日は伊集院幼村長らが鹿児島市の県庁で三反園訓知事にプラムを贈呈した。

 県内最大のプラムの出荷量がある大和村だが、今年は昨年の台風の影響などで生産量が激減。昨年約55㌧だった生産量は10㌧未満まで落ち込む見込みという。例年、プラムのPRのために市内でイベントを行っていたが、今年は量を確保できないため中止となった。

 厳しい生産状況の中で「真っ先に知事に食べていただいて、生産農家の人たちに元気になってもらいたい」(伊集院村長)と3Lの大玉1ダースを三反園知事に手渡した。試食した三反園知事は「スモモらしい酸味と香りがあって、さすが大和村のブランド」と評価し「農家の皆さんと一緒になって、このブランド品を盛り上げていきたい」と激励した。

 大和村としては来年以降の対策として、肥料に対する助成金の増額などに取り組む予定。伊集院村長は「まずは来年、昨年並みの55㌧以上の生産量を目指したい」と話していた。
     (政純一郎)