東京沖洲会総会・敬老会

出席者に笑顔で語り掛ける、今榮前勝会長


女子東洋太平洋&日本バンタム級王者・吉田実代さんは、19日に千葉・幕張メッセでWBO世界スーパーフライ級王座決定戦に出場する


「かぎやで風」の踊りを披露する出演者ら


熱唱する大山百合香さんは現在、広島を中心に活動している

多数の出身者ら集い盛況

 【東京】東京沖洲会(今榮前勝会長)はこのほど、品川区総合区民会館・きゅりあんで「第106回東京沖洲会総会並びに敬老会」を開いた。会場には来賓、出身者ら約270人の参加者が集まり、盛大に行われた。

 総会では、郷土遙拝に続いて今榮会長が登壇。「自分たちが今ある思い、故郷に育ててもらったことに改めて感謝し、皆さんと一緒に故郷の力になっていきたい」と笑顔で出席者に述べた。会計報告、敬老者紹介、お祝い金贈呈などに続いて来賓が紹介され、今井力夫知名町長が代表してあいさつ。「このたび除幕式があった上皇后美智子さまの詠まれた御歌碑(みうたひ)を、来島してぜひ見に来てほしい」などと語った。

 また、元榮太一郎参院議員は、このほど亡くなった保岡興治さん(元法相)から「30年後の奄美文化を受け継ぐビジョンを共に考えないかと、亡くなる直前に、突然メールをいただいた」とのエピソードも交えながらあいさつした。ほかに、和泊町・前田修一副町長、東京奄美会・大江修造会長があいさつした。

 第二部は、「かぎやで風」の踊りでオープニング。竿田美也子さん、重信洋子さん、大山百合香さんの伸びやかな歌や、ぼっけもんの抱腹絶倒の漫才などがステージをにぎわし、各校友会も自慢の踊りや歌で飾った。

 また、知名町瀬利覚=せりかく=で、祖母(渡辺明美さん)がすし店を営んでいるという、シングルマザーのプロボクサー・吉田実代さんが登壇。世界初挑戦への応援を呼び掛けていた。

 ほか、甘味けんじさんの味わいある漫談などが披露された「芸能祭」は、えらぶ百合の花、サイサイ節で全員が笑顔に。前東京奄美会会長で、東京沖洲会顧問の森眞一さんの万歳三唱でお開きとなった。