東京ともしび会

学び舎を共にした思いが詰まった記念誌と、小勝顧問と三谷幹事長に呼び掛けに応じて、積極的に募金をする出席者(右上、写真は昨年11月の総会から)

創立40周年で記念誌
「後輩のために何かやりたい」

 【東京】奄美高校と旧大島実業高校の定時制卒業生で組織する、東京ともしび会(昇勝美会長)は、このほど創立40周年記念誌『東京ともしび会』を完成させた。母校の懐かしい写真や思い出が詰まった同記念誌が、関係者や会員らに届けられた。受け取った会員は、「あの頃の思い出がよみがえるようだ」と満足そうに話し、「後輩たちのために、また何かやりたい」と心に灯=ひ=をともしている。

 奄美高校正面に向かう名瀬古見本通り側(南東)から見た校舎が表紙の記念誌は、小勝竹雄編集委員長(東京ともしび会顧問)を中心に制作。資料や写真はこれまでのプログラムや大切に保存してきたものを活用した。全97ページで、第1部から第5部までの構成。1、2部は、写真で見る40年や総会開催一覧、創立40周年への祝辞など、同会の歩みが分かる中身となっている。

 「我が母校」と銘打たれた3部では、写真で見る昔と今や、母校の沿革などが紹介されている。4部は会員名簿、5部は協賛広告、協賛金となっている。ほかにも同会が、島から遠征で上京した後輩を励ます写真や、歴代校長の写真が載せられるなど、充実した内容になっている。

 小勝さんは、「40周年という大きな節目に完成させられた。後輩たちのために少しでも力になれれば、うれしい」と語り、さらに「発行に当たって多くの皆さんから協賛金、協賛広告をいただき、大変感謝している」と付け加えた。

 また、記念誌副委員長の三谷ユミ子さん(東京ともしび会幹事長)は、「本当に(マディ)、本当に(マディ)、アリガサマリョータ」と、かわいい自筆イラスト付きであとがきに言葉を寄せている。東京ともしび会は、島を離れ、夢をかなえるため荒海の航路へ就く後輩たちを今も見守っている。