4姉妹合わせて386歳

久しぶりの再会を果たし、手をつないで喜ぶ(右から)長女・一野セイ子さん、次女・仰ツヤ子さん、三女・渡辺ハマ子さん、五女・泉マサ子さん

佳南園で久しぶりの再会
セイ子さん、ツヤ子さん、ハマ子さん、マサ子さん

 4姉妹合わせて386歳―。奄美市名瀬の特別養護老人ホーム「奄美佳南園」(村田勇樹園長)で、長寿の4姉妹が久しぶりの再会を果たした。再会を喜んだのは、長女・一野セイ子さん(103)=佳南園に入所=、次女・仰ツヤ子さん(101歳)=同=、三女・渡辺ハマ子さん(96)=大和村戸円の特別養護老人ホーム「大和の園」に入所=、五女・泉マサ子さん(86)=龍郷町芦徳在住=。親族も駆け付け、佳南園と大和の園職員と一緒に4姉妹の再会と長寿を祝福した。

 親族によると、4姉妹は奄美市名瀬芦花部出身。父親は仰長六さん、母親は当千代さん。5女1男の6人きょうだい。4姉妹は、若いころは大島紬の機織りや農業に従事していたという。

 4姉妹が再会したのは「数十年ぶり」。親族や佳南園の村田園長、大和の園の勝健一郎園長、両園職員の尽力で再会が実現した。4姉妹が手をつないだり、笑顔を見せると、拍手が沸いた。

 次女・仰ツヤ子さんは歌が好きで、この日も国歌の「君が代」を口ずさんだ。五女・泉マサ子さんは「4人そろって再会できるとは思わなかった。懐かしい。両施設の方々のおかげで会うことができた」と話し、感謝していた。