奄美地方梅雨明け

奄美地方梅雨明け

快晴の空の下、与論町大金久海岸で海水浴に興じる観光客たち(13日、午後0時30分ごろ)

ようやく夏本番
平年より2週間、3番目に遅く

鹿児島地方気象台は13日、奄美地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より14日、昨年より17日遅く、統計が始まった1951年以降、3番目に遅い梅雨明けとなった。奄美地方は今後、向う一週間は湿った空気の影響で雲の広がる日もあるが、太平洋高気圧に広く覆われて晴れる日が多くなる見込み。平年より2週間遅く、ようやく夏本番が訪れた。

今年の梅雨期間は、5月14日~7月12日までの60日間。発表によると、各地の期間降水量(平年値)は、▽名瀬975・5㍉(648・1㍉)▽笠利736・0㍉(578・6㍉)▽喜界島837・0㍉(464・2㍉)▽古仁屋1178・5㍉(539・8㍉)▽天城1010・0㍉(494・2㍉)▽伊仙1064・0㍉(468・0㍉)▽沖永良部879・0㍉(432・4㍉)▽与論島986・0㍉(398・4㍉)―と各地で大幅に平年値を上回った。

気象庁によると13日は、奄美群島各地で気温30度以上となる「真夏日」を観測。同日午後3時現在、奄美市名瀬の33・4度を筆頭に、天城32・2度、伊仙31・9度、古仁屋31・6度と今年最高気温を記録するなど、各地で30度を上回った。

この日奄美では、絶好のコンディションの中、「郡体」が開催。各地で海水浴などレジャーに繰り出す姿も見られた。

与論町の観光スポット・大金久海岸では、澄み渡る青空をバックに白い砂浜で観光客らがにぎやかに海水浴。大阪から来た29歳女性は「友達と2人で、海のきれいな場所で癒されたいと思ってきました。本当にヨロン最高」と、ようやく訪れた快晴の夏を楽しんだ。