薬物乱用防止キャンペーン

薬物乱用防止キャンペーン

高校生20人も参加し、通行者らに薬物乱用防止を呼び掛けた

撲滅デーに合わせ
「奄美でも足元まで迫る」

麻薬や覚醒剤、大麻などの薬物乱用防止を呼び掛ける街頭キャンペーンが13日、奄美市の名瀬中央通りアーケード街周辺などであった。高校生20人を含む関係団体ら65人が参加。「ダメ。ゼッタイ。」を合言葉に、啓発チラシやポケットティッシュを配って薬物乱用の怖さを訴えた。

キャンペーンは、国連の国際麻薬乱用撲滅デー(6月26日)に合わせたもので、名瀬保健所が主催。薬物乱用防止指導員名瀬保健所地区協議会が共催し、大島高校や奄美高校の生徒、国際ソロプチミスト奄美、ゆずり葉の郷など、約10団体が参加した。

キャンペーンは、同アーケードとドラッグストアモリ和光店の計2カ所で実施。薬物撲滅に向けた国連支援募金なども行った。

タスキを掛けのぼりを持った参加者らは、「薬物乱用防止にご協力を」と声をそろえて呼び掛け。通行者には、薬物の依存性や健康への悪影響などを記したリーフレットを挟んだティッシュペーパーなどを手渡して回った。

最後、同協議会・森田紘一会長は「先日も麻薬での逮捕事案があり、奄美でも(薬物は)足元まで迫ってきている。誘惑や甘い言葉に負けないで」と参加者を前に総括。募金を呼び掛けた奄美高校2年・実真凜さんは「大勢で楽しくアピールできた。普段から活動が広がるように声を掛けていきたい」と笑顔で話した。