ゆりむんで風鈴作り

漂着物で手作りした風鈴を手に喜ぶ子どもたち

9日まで 奄美野生生物保護センター

 大和村思勝の環境省奄美野生生物保護センターで「夏のネイチャークラフト教室 ゆりむんで風鈴を作ろう!」が行われている。夏休みの自由課題にしようと親子連れらが参加、奄美大島の海岸に流れ着いたサンゴのかけらや貝殻、流木、ガラス片などの漂着物(ゆりむん)でオリジナルの風鈴を作った。9日まで。

 同センターと奄美自然体験活動推進協議会の主催で、同省が提唱する「自然に親しむ運動」期間(8月20日まで)に合わせ企画した。

 4日、親子4人で風鈴づくりに参加した名瀬小6年、常田晟羽くん(12)、同小5年、励羽くん(11)の兄弟は、サンゴやガラスなどを麻ひもで結び付け、流木にぶら下げ、貝殻でデコレーションして風鈴を完成させた。

 晟羽くんは「音色がきれい。サンゴでこんな音がすると思っていなかったので面白い」と話し、励羽くんは「ひもで結ぶのが難しかったけど、うまく作ることができた」と笑顔で話した。

 同センターの早瀬穂奈実・国立公園管理官は「奄美の海岸には、いろんなものが打ち寄せられてくる。風鈴づくりを通して、海洋プラスチックの問題など自然環境にも興味を持ってもらえたら」と話している。

 教室は午前9時半~午後4時半まで。受付は午後3時半まで。参加無料。問い合わせは奄美野生生物保護センター(電話0997―55―8620)まで。