2年ぶり南九州へ

2年ぶりの南九州大会出場を果たした朝日中学校吹奏楽部(提供写真)

朝日中・県吹奏楽コン 特別賞全員受賞の快挙

 第64回県吹奏楽コンクール(主催・県吹奏楽連盟など)が7月28日から8日間の日程で、鹿児島市の市民文化ホールで開かれた。50人以下で編成する「中学A」部門に出場した奄美市の朝日中学校吹奏楽部(橋口通顧問、部員数21人)が銀賞を受賞。南九州小編成吹奏楽コンテスト(宮崎県、11日開催)へ県推薦枠として2年ぶりの出場が決まった。

 中学A部門は3日間行われ計65団体が出場。同校は推薦候補6校の中から見事、南九州大会への切符を手にした。

 さらに今回は特別賞(おりべ賞)も全員受賞の快挙を果たしており、同連盟関係者は「特別賞はパートや個人対象がほとんど。全員受賞は過去に例がない」として出演部員の演奏力の高さを評価した。

 南九州への出場について3年・松下風音=かざね=部長は「金賞を受賞できなかったのは残念」と悔しさをにじませながら、「課題曲の演奏技術をさらに仕上げたい。上級生は最後のステージなので力を出し切りたい」と意欲を見せた。

 橋口顧問は「生徒が一生懸命取り組んできた成果が出た」と振り返った。

 同部は9日、宮崎の会場に向け移動する。 

 県コンクールは県内の小学校37団体、中学校99団体、高校55団体などが出場。そのうち奄美からは小学1校、中学11校、高校6校(中学合同含む)が参加した。

 最終日の4日までに、九州吹奏楽コンクールと南九州コンテストの県代表・推薦枠を発表。奄美からは同校と沖永良部高校が南九州大会に出場する。

 県吹奏楽コンクールの出場校、結果は次の通り。(エントリー順)

 【小学の部】奄美(銀)

 【中学の部】▽B部門=古仁屋(銀)、金久(銀)、亀津(銀)、名瀬(銀)、与論(銅)、龍南(金)、赤木名(金)、和泊(銀)、知名(銀)
▽A部門=小宿(銀)、朝日中(銀)=南九州推薦=・※おりべ賞全員受賞

 【高校の部】▽高校B=古仁屋(銀)、樟南二(銀)、喜界中・高合同(銀)、沖永良部(金)=県代表=、喜界中・高合同(銀)▽高校A=徳之島(銀)=南九州候補=、大島(銀)、奄美(銀)