手作りの七夕飾り取り付け

毎年恒例となっている七夕飾りの設置があり、子どもたちも楽しそうに作業を手伝った

風に揺られ涼しさ演出
奄美市名瀬・中央通り商店街

 旧暦の七夕を前日に控えた6日、奄美市名瀬のティダモール中央通り商店街で七夕飾りの設置が行われた。地域の保育所や学童クラブ、老人クラブなど21団体が参加し、手作りのカラフルな飾りを取り付けた。願いが込められた短冊が風に揺られる姿が涼しさを演出している。

 同商店街での七夕飾りの設置は、今回で15回目を数え恒例行事となっている。(公社)奄美大島法人会女性部会(伊東静子部会長)の社会貢献活動の一環で、手作りの楽しさを伝えることや、商店街の活性化などを目的としている。

 例年、同商店街の夏祭りに合わせて作業を実施しており、今年は奇しくも七夕前日の作業に。伊東部会長は「今年も子どもたちや老人クラブ、地女連などの力作ぞろい。商店街に涼みに来て、見てほしい」と呼び掛けている。

 参加者らは手作りの飾りや短冊を持ち寄り、用意した笹に結び付けるなどした。約200㍍のアーケード通りの脇に計25本が並んだ。朝日小4年の上田心暖さん(9)は友人らと協力し、飾りをつけた。短冊には試合への出場を願い、「バスケットボールが上手になりたい」と書いたという。「きれいにできた。カラフルにしようとみんなで工夫したので見てほしい」と語った。