奄美空港 お盆帰省ラッシュ

荷物を抱えた帰省客で混み合う奄美空港到着ロビー

帰省客と出迎えで混み合う
下り線ほぼ満席

 お盆をふるさとや行楽地で過ごそうと、全国各地の空港では帰省ラッシュが始まった。今年は月遅れ盆と旧盆が11年ぶりに重なり、奄美群島出身者の帰省も例年より多いと見られている。11日、奄美市笠利町の奄美空港到着ロビーは帰省客とそれを出迎える家族、観光客で混み合った。

 航空各社が発表した2019年度夏季繁忙期間(8月9日~18日)の予約状況をみると、下りピークは12日まで続き、本土や沖縄から奄美群島への路線は満席状態となっている。

 奄美空港の出発便、県外からの到着便がほぼ満席となった11日は、荷物を抱えた帰省客が到着口に現れると、家族や友人が「おかえり」「お疲れさま」などと駆け寄ったほか、予約したレンタカーの従業員を探す観光客などで1階ロビーはごった返した。

 奄美市名瀬出身で鹿児島市の五反田佑美さん(34)は、夫の敏さん(40)と子どもたちと久しぶりの里帰り。「3日滞在し、親戚回りと海や観光地を訪れたい」と話した。

 航空各社によると、上りピークは16日ごろを予想。なお台風10号の接近による運航ダイヤへの影響が懸念されているが、11日午後6時現在、各社から欠航などの発表はない。