帰省客らUターン混雑続く

Uターンラッシュで混雑が続く1階ロビー

各社19日までほぼ満席
奄美空港

 お盆を奄美で過ごした帰省客や観光客のUターンラッシュが始まった。奄美市笠利町の奄美空港では16日、旅行カバンやお土産を手にした搭乗客で朝から混雑。見送りに来た親類や関係者と名残押しそうに立ち話をしたり、手を振ってゲートまで見送る姿などが見られた。

 航空各社によるとこの日の、東京、大阪、福岡、鹿児島行の便は終日ほぼ満席。各社離島間を除く奄美発着の便は、19日ごろまではすでに全便満席に近い状態で混雑は続くと見込んでいる。

 台風の影響についてJAL担当者は「上手く分散されており、(同日午後2時現在)今のところキャンセル待ちもない状態。思っていたほど混雑もなく、落ち着きを見せている」。同空港1階ロビーでは、カウンターで手続きをする搭乗客で込み合い、手荷物検査に並ぶ帰省客らが長い列をつくっていた。

 東京から家族4人でバカンスに訪れていた加藤雅大さん一家は「(台風で)海で遊べなかったのは残念だったけど、いい休養になった。また来たい」と笑顔。娘の穂香ちゃん(8)は海辺で拾った貝殻を大切そうに持ち「楽しかった」と喜んだ。

 なおこの日は、新千歳空港周辺の悪天候のため、一部便で大幅な遅れがでた。