手作り祭り、にぎやかに

嘉鉄の子どもたちが披露するシマ唄に聴き入る京都の子どもたち


ヨーヨー釣りなど手作り縁日もにぎわった

瀬戸内町児童たちと親睦
奄美キャンプの京都っ子

 子どもの野外活動ツアーなどを手掛ける任意団体「K+キッズ商会」(小谷尚江代表、京都府城陽市)が主催する奄美大島キャンプが16日から始まり、瀬戸内町のヤドリ浜キャンプ場を拠点に7泊8日の日程で奄美の夏を満喫している。21日夕方は、「関西風?!夏まつり」と題し、京都の子どもたちが食べ物や縁日などを手作り。瀬戸内町の児童たちを招待し、ゲームやステージでにぎやかに親睦を深めた。

 奄美大島での長期キャンプは7回目。野外活動の経験や出会いを通して、自主性を培うことが目的で、京都府内の小中学生8人とスタッフなど、計11人が来島した。

 初日の16日は、台風の影響で荷物が届かず空き缶でご飯を炊くなど早速サバイバルな生活を体験。翌日からは、仲間と設置したテントで寝食を共にしながら、舟こぎや海水浴、カヤックなど、南国でのマリン体験を満喫した。

 21日夕方は、京都の子どもたちが催す祭りに嘉鉄子ども会や古仁屋小の地元児童16人が参加し交流。夕焼けの中、手作りの食事やゲームでもてなした。

 テーブルには、丹精込めて作った抹茶どら焼きやだし巻きサンドなど京都にちなんだ食べ物がずらり。京都の子どもたちは嘉鉄の子どもたちのシマ唄に聴き入り、瀬戸内町の児童たちはヨーヨー釣りやオリジナルゲームでふれあうなど、ひと時の出会いを楽しんだ。

 シュタイナー校中学2年・島﨑匠海くんと西宇治中2年・今村水音=みなと=くんは「マンゴーを食べたり、ウミガメをそばで見たり、舟こぎをしたりと最高。京都ではできないこと。いい思い出ができた」と笑顔で話した。

 メンバーは22日にキャンプ場を離れ名瀬に移動。23日に帰路に就く。