公演「海底0・02マイル」

与論島での上演を宣伝する劇団の号外。喜島さんは、ユーチューバーとしても知られている

出身者が故郷で晴れ舞台
14日と15日 与論町砂美地来館で

 【東京】与論島出身の喜島春樹さんと竹良光さんが所属する劇団が、14日と15日に「与論町砂美地来館(さびちらかん)」で初の地方公演「海底0・02マイル」(岡田茂さん作、谷口有さん演出)の上演に挑戦する。故郷での晴れの舞台を前に、喜島さんらは緊張感の中にも闘志をみなぎらせている。

 那間出身の喜島さんと朝戸出身の竹さんがメンバーとして名を連ねるのは、「タッタタ探検組合」という劇団。「思い切り笑えて、少しだけ泣ける。見終わった後、なんだか元気になっている」をコンセプトに1998年に結成、99年に旗揚げされた。老若男女に楽しんでもらえるエンターテインメントを目指して年に2回の定期公演を行っている。今回は、その一環として与論島を初の舞台にしたもの。「海底0・02マイル」は、人生に疲れた中年サラリーマンが命を絶とうと向かった海岸である人物と出会い、竜宮城に誘われるコメディータッチのスペクタルな物語。喜島さんは10年ほど前から同劇団に関わっている。「平均年齢40歳の大人の劇団で、みな真剣で頑張っています。利益の半分は、『ヨロン島サンゴ礁基金』へ寄付する予定ですので、ぜひ多くの人に来てほしい」と呼び掛けている。上演は14日が午後7時、15日は同3時から。30分前にオープニングイベントを2カ所で同時開催する。前売り・当日共に1500円(学生は500円)でチケットは沖商店(那間)、オーシャンマーケット、スーパートップの本店、花川店で扱っている。