自殺予防週間街頭キャンペーン

自殺予防週間の初日、奄美市と龍郷町の5店舗で街頭キャンペーンが展開された

チラシ配布して啓発
奄美大島5店舗で

 自殺対策基本法で設定されている自殺予防週間(9月10日~16日)に合わせ10日、県大島支庁名瀬保健所は奄美市と龍郷町内の大型スーパーなど5店舗で街頭キャンペーンを実施。チラシ等を配布して啓発した。

 毎年自殺予防週間に合わせ、県では街頭キャンペーンを展開している。今年3月には「自殺対策計画」を策定し、2023年までに自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)を14・9以下にする目標を設定。同保健所管内でも、期間内の10・13日の両日、全9カ所で自殺予防にかかわる啓発活動が行われる。10日は、同市名瀬と笠利、龍郷町の5カ所で実施された。

 同市名瀬の大型スーパー・イオンプラザ大島店の街頭キャンペーンに、同保健所職員や市職員、市民生委員児童委員など13人が参加。1階出入り口のほか、立体駐車場と店舗との連絡口に参加者が立ち、来店者にチラシ・リーフレットを手渡して周知啓発を図った。

 啓発資料のなかで、私たちにできることとして、▽気づく(サインに気をつけましょう)▽話に耳を傾ける「傾聴」▽つなぐ(専門窓口に相談しましょう)▽見守り・支える―などを呼び掛けている。

 13日は、瀬戸内町の2店舗と今年度から新たに追加された喜界町の2店舗合わせ4カ所で街頭キャンペーンを予定している。