市議選20日告示

市議選20日告示

市内各地に立てられた選挙ポスターの掲示板。告示日には立候補者のポスターが掲示される。

少数激戦 定数22に24人立候補か

 任期満了に伴う奄美市議会議員選挙は20日、告示(同27日投開票)される。定数が2削減され22となるなか、立候補を予定しているのは、現職17人、新人7人の計24人。このほか、立候補の動きを見せていた新人1人は、出馬しない意向を固めた。告示を目前に控え、各陣営は支持者へのあいさつ回りなど、水面下の動きを続けており、少数激戦が予想される。

 立候補を予定している24人を政党別にみると、自民10、公明4、共産2、社民1、無所属7。地域別では、名瀬20、住用1、笠利3。前回選と比較すると、名瀬と住用がともに1減、笠利は同数となっている。女性の立候補予定者は現職2人で、前回より1人少なくなる見込み。

 立候補予定者は、▽人口減少対策▽地域経済の浮揚や雇用対策▽歯止めのかからない人口減少問題への対応▽子育て・教育環境の充実▽医療・福祉サービスの向上―などについて様々な公約を掲げている。このほか、世界自然遺産登録を見据えた観光振興策や陸上自衛隊奄美駐屯地を巡る動きなどでも論戦が繰り広げられそうだ。

 告示まで残り2日に迫った18日、立候補予定者の事務所では、後援会関係者がポスターやチラシの手配など告示に向けた準備を着々と進め、立候補予定者も支持者へのあいさつ回りなどに奔走した。

 立候補予定者の1人は「すでに戦いは始まっているが、(告示が迫り)いよいよ本番という思い。しっかりと政策を訴え、堂々と戦うだけ」と意気込んだ。

 立候補の届け出は20日午前8時半から午後5時まで市役所5階大会議室で受け付ける。

 期日前投票は、市役所(2階市民・行政情報コーナー)、住用総合支所(3階会議室)、笠利総合支所(1階防災関係資料室)の3カ所で21日~26日までの6日間行われる。27日の投票は、午前7時~午後6時まで市内33か所で行われ、同8時から名瀬小学校体育館で即日開票される。

 9月1日現在の選挙人名簿登録者数は3万5916人(男1万6976人、女1万8940人)。前回選挙の当日有権者数は3万5900人(男1万6732人、女1万9168人)で、投票率は70・77%だった。