ミカンコミバエ新たな誘殺確認

加計呂麻島と請島で誘殺が確認されたミカンコミバエ(資料写真)

加計呂麻島と請島で計7匹
防除体制強化へ

 県経営技術課は8日、瀬戸内町の加計呂麻島と請島の5地点で新たにミカンコミバエ7匹の誘殺を確認した、と発表した。同町では7日に両島の3地点で4匹が確認されたため、トラップの増設など対応の強化を図っていたが、新たに確認されたことから、さらにトラップを増設、誘殺板(テックス板)による防除を強化するなど警戒を強めている。

 県と同町によると、8日に確認されたミカンコミバエは、加計呂麻島が西阿室と押角など3地点で計3匹、請島が池地の2か所で計5匹。すべて雄だった。

 同課は、7日の確認後、両島のトラップを30基と16基に増設する計画だったが、新たに見つかったことからさらに増やし、瀬相、西阿室、押角に計45基(通常時は5基)、池地に計19基(同4基)設置。今後2週間については、確認作業を1週間に2回実施するなど誘殺状況を詳しく調べる。また、寄主植物であるイヌビワなどについても、9日に半径2㌔以内を中心に採取、13、14日に切開し内部に幼虫がいないか確認する。寄主植物の調査は2週間後にも、2回目の調査を実施する予定。

 このほか、誘殺板による防除も強化することにしており、半径1㌔以内を中心に1㌶あたり3枚を設置する。各島の設置枚数は、加計呂麻島に1600枚、請島800枚、与路島100枚。与路島では見つかっていないが、同町は、防除体制を強化するため設置することにした。

 ミカンコミバエが奄美で確認されたのは、6~8月にかけて加計呂麻島など7か所で見つかって以来で、同町農林課は「気温が低下し、コバエ類の動きも鈍くなる時期だけに、これだけの場所で確認されたことは驚き。今後の調査で要因などを明らかにし、防除体制を強化したい」としている。