コスモス晩秋彩る

秋晴れの下、家族連れなどが訪れ満開のコスモスを楽しんだ

色彩豊かな花じゅうたん
龍郷町瀬留県道沿い 見物客訪れ散策

 龍郷町瀬留の県道沿いの畑地で、コスモスの花が満開を迎え咲き誇っている。白やピンク、赤など色彩豊かな花じゅうたんが晩秋に彩を添えて、通行人や来訪者などを楽しませている。

 コスモスは瀬留自然環境保全会(恵島廣光会長)が、9月16日に農村環境保全活動の一環として瀬留集落の住民の共同作業で5㌔を種まきして育てたもの。恵島会長によると昨年は3㌔まいたが、畑地に満遍なく咲かせるには不足したので、前回より多めに種をまいたという。

 同会は県の水土里サークル事業を活用し、景観形成や環境美化活動などを実施。約2千平方㍍の敷地内に夏場はヒマワリ、秋~冬場にコスモスを植栽している。

 秋晴れとなった10日、車を駐車場に停めてコスモス畑を散策する家族連れも見られた。幼い娘2人を連れて散策に来た同町瀬留の20代女性は、「9日の夕方にも来たが暗かったので、もう一度出直して来た。きれいに咲いていて楽しめた」と話した。

 恵島会長は見頃を迎えたコスモスについて、安全面に配慮しての観察や散策を望んでおり「道路に車を停めないようにして、向かいの瀬留生活館の駐車場を利用し安全にコスモスを見てもらいたい」などと語った。