大勝共栄会50周年

八月踊りで盛り上がる参加者ら

郷土と鹿児島の架け橋で
記念総会・敬老会

 【鹿児島】鹿児島在住の龍郷町大勝出身者らで作る大勝共栄会(政純輝会長)が発足から50周年を迎えた。23日は鹿児島市のジェイドガーデンパレスで記念の総会・敬老会が催された。会員をはじめ、龍郷町の竹田泰典町長や大勝集落から川元博文区長ら15人も参加し、約80人が互いの交流を深めた。

 同会は1968年に大勝出身で鹿児島に移住した寿忠則さん、城崎重勇さん、政須美夫さん(いずれも故人)らが中心となり、本土在住の大勝出身者やゆかりのある人たちで郷友会を組織した。発足当初は花見、運動会、バス旅行など様々な行事を開催していた。近年は年1回、勤労感謝の日に総会・敬老会を開催して親睦を深めている。

 政会長が「今後は2世、3世と仲間の輪を広げて、この会が発展するように努力していく」とあいさつ。来賓の竹田町長は、龍南中相撲部の全国大会出場、新島伊武起選手の個人優勝など郷土の子どもたちの今年の活躍ぶり振り返り、来年の東京五輪・パラリンピックで台湾のホストタウンに決まったことなどを紹介し「今後も奄美・龍郷町のPR、郷土との懸け橋として、双方発展していくよう協力していきましょう」と祝辞を述べた。

 記念の感謝状や敬老者表彰、島唄などで盛り上がり、最後は参加者全員で八月踊りや六調で盛大に締めくくった。