ハイジャック想定し訓練

犯人役の男を取り押さえる警察官ら=沖永良部空港=

沖永良部空港 7機関が参加

 【沖永良部】ハイジャック事案対応訓練が4日、沖永良部空港であった。同空港管理事務所や警察、消防など7機関から約50人が参加。通報から犯人の説得、確保などの訓練に取り組んだ。

 航空機が不審者にハイジャックされ、給油のために沖永良部空港に向かっているとの想定。

 関係機関への通報後、対策本部を設置し初動対応を確認。実動訓練では、警察官が人質を取って現金などを要求する犯人役と交渉にあたり、制圧するまでの動きを確認した。

 沖永良部署の向原昭仁署長は「来年は東京五輪・パラリンピックや鹿児島国体が開催される。日頃から危機管理意識を持って訓練することが大事になる」と話した。