奄美小ビューグルバンド

こども音楽コンクール西日本大会出場決定を喜ぶ奄美小ビューグルバンドのメンバー

「こども音楽コン」西日本大会出場へ
本番に向け懸命に練習

 大阪府池田市で27日に開催される2019年度「こども音楽コンクール」西日本優秀賞発表音楽会(毎日放送など主催)に、奄美市名瀬の奄美小学校(吉峯進校長、464人)の金管バンド「ビューグルバンド」(名島舞子顧問、部員17人)が出場することが決まった。部員の児童らは本番に向け、放課後や休日も懸命に練習に取り組んでいる。

 同バンドはこれまでも金管バンドの全国大会に出場するなど実績を残しており、今年も全国大会を目標に県のコンクールなどに出場したが、残念ながら全国出場の夢はかなわなかった。

 しかし、「どうしても大きな舞台で演奏したい」という部員らの思いから、同音楽会の出場を目指すことになり、8月、奄美文化センターでの演奏を録音した音源を応募したところ、見事一次審査を通過、初出場を勝ち取った。

 同音楽会の合奏部門に出場するのは、一次審査を通過した九州や四国、近畿地区などの12校で、県内からは同バンドのみ。最優秀賞(2校)に選ばれると来年2月の全国大会に出場できるという。

 部員は2~6年生までの17人。月曜日以外の放課後や休日も休むことなく練習に取り組んだ。出場校の多くが30~60人ほどで編成するなか、少人数で挑むことになるが、顧問の名島教諭は「人数は少ないが、練習量はどこにも負けないくらい頑張ってきた」と話す。

 演奏する自由曲「たなばた」は昨年から取り組んできた曲で、金管楽器と打楽器のハーモニーを生かしたリズミカルな曲調が特徴。部長でアルトホルンを担当する6年生の平石ゆらりさん(12)は「出場が決まってとてもうれしい。小学校最後の大会になるかもしれないので、悔いの残らないよう頑張りたい。聴いた人を感動させるような演奏をしたい」と抱負を語った。