奄美市などが街頭キャンペーン

アーケードでは啓発チラシやグッズを手渡すなど交通安全を呼び掛けた

マナーアップで事故防止
年末年始の交通安全呼び掛け

 交通事故が増加傾向となる年末年始を前に、市民に広く交通安全意識の普及・浸透を図ろうと奄美市は26日、2019年度「年末年始交通事故防止運動キャンペーン」を同市名瀬のアーケードなどで行った。参加者らは街頭に立って道行く車両や通行人に啓発チラシを手渡し、早めのライト点灯や夜間の反射材着用を訴えるなど、マナーアップによる事故防止を呼び掛けた。

 キャンペーンは、県の「年末年始の交通事故防止運動」(10日~1月10日)の一環。〝年末年始、マナーアップで事故防止〟をスローガンに、▽早朝、夕暮れ時、夜間の交通事故防止▽高齢者の交通事故防止▽飲酒運転の根絶―など五点の重点項目を掲げた。

 この日は、市職員や警察、交通安全関係団体など約70人が参加し、AiAiひろばで出発式。東美佐夫副市長は「交通事故のない街を目指して啓発し、新しい年を笑顔で迎えられるように頑張ろう」とエールを送り、井上昌一奄美署長は「近年は飲酒運転なども増加傾向にある。広く意識が普及することを願う」などあいさつし、街頭キャンペーンに向かった。

 アーケードでは、同市マスコットのロビンちゃんも参加し、通行人などに啓発チラシを配布。路上では、安全運転などを訴えるのぼりを掲げ、ドライバーには「運転に気をつけて」などと呼び掛けるなど、啓発グッズを手渡した。