新年の初詣準備大詰めに

新年に向け、初詣客を迎える準備を行う奄美市名瀬の高千穂神社

高千穂神社 「けがの無いよう参拝を」

 大晦日からお正月にかけ多くの人が初詣などで神社を訪れる。奄美各地の神社では初詣客を迎えようと、準備が大詰めを迎えている。奄美市名瀬の高千穂神社では25日ごろまでにほとんどの準備作業を終了。お守りや破魔矢などの品々もすでに届いており、大晦日までに陳列などの作業を行うとしている。

 同神社には例年、三が日の期間中、1万5千人ほどの参拝客が訪れており、大晦日の深夜から大勢が列をなすのが恒例となっている。禰宜=ねぎ=の當郷裕之さんは「今年は天気も良さそうなので、例年よりも参拝客が多いかもしれない」と話す。

 大晦日には午後3時から「大祓=おおはらえ=」を、午後11時半から「除夜祭」を実施予定。元日午前10時からは「歳旦祭」を執り行う。初詣は元日のみ午前0時から可能で、三が日中は午前8時から午後6時まで。

 参拝に際しては駐車スペースが狭いため、徒歩か市街地の有料駐車場の使用が推奨されている。また、お焚き上げについて、お守り・お札・縁起物以外を受け付けられないことも呼び掛けている。

 當郷さんは「手水舎=てみずや=の工期が伸びてしまい、参拝客には不便をかけてしまう。けがの無いよう参拝してもらえれば」と語った。