話題満載2020年幕開け

2020年の夜明けを燦然=さんぜん=と照らした初日(1日午前7時半ごろ、奄美大島北部)

 

 

黄金の初日、燦然と海照らす

 

 奄美・沖縄の世界自然遺産登録をはじめ、東京オリンピックや鹿児島国体の開催など、話題満載となる見込みの2020年が始まった。今年の三が日の奄美地方の天気は曇りがちだったが、場所や時間によっては晴れ間が見えることも。元日の朝は、東の水平線を雲が覆うあいにくの空模様となったが、雲間から顔を出した黄金色の初日が燦然=さんぜん=と海を照らし、新年の幕開けを告げた。

 元旦、奄美大島の太平洋側には初日の出を拝もうと多くの人が訪れた。午前7時15分ごろ、日の出時刻を迎えたものの太陽は雲の向こう。しばらく経つと雲間から「天使のはしご」とも呼ばれる光芒=こうぼう=が差し、空を彩る幻想的な光景を作り上げた。同7時40分を過ぎたころには太陽が雲上に顔を出し、海面をきらきらと輝かせる様子が見られた。

 気象庁によるとこの日、奄美市名瀬の日中の天気は曇り後、一時晴れ。最高気温は16・7度と平年よりやや低めだった。いよいよスタートを切った2020年、奄美にとって初日のように輝かしい一年になることを願いたい。