奄美大島商議所新春賀詞交歓会

鏡開きで新年の幕開けを祝った賀詞交歓会

地域経済の飛躍と繁栄誓う

 奄美大島商工会議所(有村修一会頭)の新春賀詞交歓会が6日夕、奄美市名瀬の奄美サンプラザホテルであった。市内の政財界関係者ら約100人が出席。新年の幕開けを祝い、地域経済のさらなる飛躍を誓った。

 昨年12月に新会頭に就任した有村会頭は奄美地域の経済状況について「人材、後継者不足や原材料や仕入れ価格の上昇、同業者との競争激化など多くの悩みを抱えている。このようななか、消費税の引き上げも行われた」と厳しい環境にあることを指摘する一方、陸上自衛隊奄美駐屯地開設に伴う定住人口の増加、LCC・ピーチ・アビエーションによる成田、関西空港線の路線移管、今夏に見込まれる世界自然遺産登録など奄美経済にとって追い風となっていることを挙げ「子(ね)年は繁栄の年。昨年以上に飛躍の年、繁栄の年になることを期待したい」などと述べた。

 続いて、県大島支庁の松本俊一支庁長と朝山毅奄美市長があいさつ。松本支庁長は、今年予定されている世界自然遺産登録やかごしま国体開催などに触れ「奄美大島商工会議所が地域経済や社会の発展を支え、活性化に尽力することを期待したい」と述べ、朝山市長も「躍動する奄美市の発展にむけ、共に歩んでいきましょう」と述べた。

 鏡開きでは有村会頭らが威勢よく酒樽を開け、今年一年の飛躍を願った。