奄美市児童・生徒書き初め席書会

71人が参加、書写技能の向上を目指した奄美市児童・生徒書き初め席書会

71人参加、筆に心込めて
19日審査、3月作品展示

 「第40回奄美市児童・生徒書き初め席書会」(奄美書道協会主催、市教育委員会共催)が13日、名瀬小学校体育館で開かれた。小学1年生から中学3年生までの71人が参加し、手本の題材を見ながら筆に心を込めて書き写した。19日に奄美書道協会メンバーが審査を行い、入賞作品を決め、1月末に地元2新聞紙上で発表を予定。3月7~8日に奄美文化センター2階ギャラリーで作品展示、同8日に展示会場で授賞式が行われる。

 日本古来の伝統行事を受け継ぎ、市内の児童・生徒の書写技能の向上と文字文化の振興に寄与することを目的としている。

 開会式で奄美書道協会の南隆光会長は「書道が上手になる三つの近道は、『書くことが好きになること』『手本をしっかり見ること』『普段のときは、たくさん字を書くこと』です。豊かな心を育み、美しいきれいな字が書けるように努めてほしい」とあいさつした。

 市教育委員会学校教育課の西島常徳主幹兼指導主事が激励の言葉を述べ、奄美書道協会の豊田久夫事務局長が注意事項を説明した。

 手本の題材は、小学1年生から「あまみ」「たちがみ」「美しい心」「流れる星」「進む勇気」「新たな決意」、中学1年生から「夢の実現」「感謝する心」「希望に輝く春」。

 参加者は、手本の題材を見ながら1字1字真剣な表情で書き写していた。同協会の会員らが児童・生徒にアドバイスする姿も見られた。