金賞をトリプル受賞

アンサンブル部門で、金賞をトリプル受賞した朝日中学校吹奏楽部(提供写真)

朝日中吹奏楽部 アンサンブルコン県大会

 (公社)日本吹奏楽指導者協会鹿児島県部会主催の第9回「JBAソロ・アンサンブルコンテスト鹿児島大会」が12・13日、霧島市の霧島国際音楽ホールで開かれた。奄美群島からは、奄美市名瀬の朝日中学校吹奏楽部(顧問・橋口通教諭、部員12人)が出場。アンサンブル部門の打楽器、サクソフォン、混合でそろって金賞を受賞。またソロ部門では、奄美高校2年・植田友生さんがアルトサクソフォンパートで金賞となった。

 コンテストは「ソロ」「アンサンブル」の2部門を実施。ソロには小中高・一般を合わせ140人、アンサンブルは小中高の38団体が出場した。

 同部の演奏曲は、打楽器が「ロスト・クリスタル」、サクソフォンが「フォスター・ラプソディー」、混合が「ティーチティール」。それぞれ高い演奏力が評価された。なお打楽器と混合は3年連続で金賞の快挙を果たし、サクソフォンは初出場だった。

 橋口教諭は「アンサンブルと各学年のレベルアップの取り組みが結びついた」とトリプル受賞の結果を振り返る。夏の大会に向けては、「周囲への感謝の気持ちを込めた演奏を期待したい」と述べた。

 2年の安原明穂部長は「各グループが互いに、意見を出し合いながら良い演奏を心掛けた。今後もっと演奏力を高めたい」と話した。

 奄美勢の結果は次の通り。(敬称略)

 【ソロ】▽奄美高=植田友生(金)、福山美咲(銀)▽大島高=嘉納羽乃香(銀)、安田亜海季(銀)

 【アンサンブル】朝日中学校=打楽器五重奏(加舞桜花、備莉緒音、高田愛佳、藤田梨音、濱田空)(金)、サクソフォン五重奏(宮﨑南実、加、安原明穂、平野愛海、山田萌桃)(金)、混合八重奏(川内那菜、平野、宮﨑、安原、山田、嘉納羽埜衣、青堀志実、備)(金)