沖永良部で墓正月

重箱を囲む親族ら=知名町=

先祖と新年祝う

 【沖永良部】先祖とともに新年を祝う伝統行事「墓正月」が16日、島内の各集落の墓地であった。

 田皆集落の共同墓地には、午前中から墓を掃除するために多くの住民が集まった。昼ごろになると、墓の前にシートを敷き、その上に正月料理の入った重箱を並べて宴会の準備を行った。

 田皆校区に住む小中学生も参加。墓に手を合わせた後、親族らと一緒に重箱を囲んだ。

 田皆中3年の稲凪紗さん(15)は「小学生の頃から毎年参加している。私にとっては当たり前の行事。私が大人になっても続けていきたい」と話した。