利用促進に仲買・市場交え検討会

選果場の光センサー選果機の実演では関係者らが興味津々で見学する姿が見られた

光センサー選果物取扱店にのぼり旗配布へ
箱詰め販売など要望も

 「奄美たんかん」のブランド化に向け、光センサー付き選果場の利用促進を図る目的で、JAあまみ大島事業本部生産部会連絡協議会果樹専門部会(大海昌平部会長)は22日、奄美市名瀬朝戸の奄美大島選果場で同部会員、販売窓口となる市場関係者、仲買人、行政関係者を集めた出荷検討会を開いた。生産者と販売者が一堂に会する機会は少なく、選果場利用促進以外についても双方から多種の要望が挙がった。

 仲買人も交えた検討会は昨年4月下旬以来2回目。この日は光センサー付き選果機の実演を行い、機能や利用のメリットを解説。糖度や大きさをセンサーで感知し、機械で選別するため、利用促進は品質の統一に不可欠。仲買人らが仕組みに感心する姿が見られた。

 今年度のタンカンの品質、出荷計画量などの報告があった後、意見交換を実施。部会員からは、今月15日に名瀬中央青果㈱に持ち込まれた「青取りタンカン」について、「値段をつけないようにしてもらいたい」と要望があり、市場側は「食べられるものである以上、『出すな』とは言えない」と回答。荷受けピーク時に行政が雇用する臨時職員を市場に立たせ、指導する案も挙がり行政関係者らに検討を求めた。

 また、「選果場を通さない生産者が個人の基準でランク付けしている」、「島外出荷のタンカンのブランド化には選果場利用を強制すべき」などの仲買人からの意見が挙がり、選果場利用の重要性を再確認。一方で、「袋詰めではなく箱詰めで出してもらいたい」、「秀品を市場に出してもらいたい」などと求める選果場利用促進以外に関する声も多かった。

 この日、双方から挙がった意見から同部会として、市場側に▽段ボール規格の検討▽市場内に青果取扱品以外に加工品用タンカンを置くスペースを作る―ことを要望。このほか、光センサー選別品を強調するシールを説明も。また、選果場を通した果実を取り扱う事業所に「光センサー選果物取扱店」ののぼり旗を配布する方針を決定した。デザインは今後検討される。