和泊小で出前講座

模擬選挙で一票を投じる児童ら=和泊町、和泊小学校=

選挙に関心を
模擬選挙 「未来の町長を決めよう」

 【沖永良部】和泊町立和泊小学校で23日、選挙について学ぶ出前講座(同町選挙管理委員会主催)が開かれた。6年生43人が参加。未来の町長を決める模擬選挙を行い、立候補者3人の中から1人を選び、投票した。

 最初に同町選管の職員が、選挙の仕組みや投票の仕方などについて講話し「選挙は、私たちの暮らしをより良いものにするために大切なこと」と呼び掛けた。

 模擬選挙では、候補者の児童3人がマニフェストを発表。環境問題や観光振興をテーマに「ごみのない町にするためにごみ拾いの日を作り、多く拾った人に商品券をプレゼントする」「家庭の生ごみで作った堆肥を花農家に提供し、収穫した球根や種で町を花でいっぱいにしたい」「町にあるクラゴー(暗川)をライトアップし、パワースポットとして活用する。観光で町を盛り上げよう」と訴えた。

 演説を聞いた子ども達は「ごみ拾いでもらえる商品券は税金で準備するのかな」などと相談しながら、自分と考えの近い候補者の名前を投票用紙に書き込んだ。

 立候補した同小6年の勝男凌久さんは「18歳になったら、しっかりと選んで投票したいと思えたし、大人になったら町長選に出てみたい」と話した。