白鵬杯出場の豊田(亀津小5年)

取組で大会に向けた士気を高める豊田(左)と重村(右)

 

「自分の相撲で3冠目指す」
大会目前に瀬戸内町で合宿稽古

 

 2月2日に東京都の両国国技館で開かれる第10回「白鵬杯」(同実行委員会主催)に向け、25・26日、前回大会準優勝の豊田倫之亮(徳之島相撲クラブ)は26日、瀬戸内少年相撲クラブの少年力士らとともに瀬戸内町の古仁屋中学校で合宿稽古を行った。

 奄美勢は今回、里山チーム(笠利少年相撲ク)、明生チーム(瀬戸内少年相撲ク)、住用相撲クが団体で出場。豊田は里山チームから出場。同所属力士らが学年別の個人戦で覇を競う。豊田は小2・3の時に同大会で優勝。前回大会ではモンゴル勢のバドナーニャンブーに敗れ、惜しくも準優勝となっていた。

 両日の合宿では前回大会で8強入りした重村鴻之介(瀬戸内少年相撲ク)も参加。2日目となった27日は同日あったイベントで、町内の4㌔をウォーキングしたあとに実施。四股やすり足などの基本稽古を経て、相撲を取った。同クラブの重村一人監督もぶつかり稽古で胸を貸すなどした。

 過去に3位入賞経験もある重村は「去年より上を目指し優勝したい」、豊田は「わんぱく相撲全国大会(昨年8月)、全日本小学生相撲優勝大会(同12月)で優勝し、良い調子で来ている。自分の相撲は前に出る相撲。白鵬杯を取って3冠を目指すので、ぜひ応援してもらえれば」と語った。