赤木名・笠利合同3位に

県新人バレーボール大会男子の部で3位入賞の活躍を見せた赤木名・笠利合同チーム(提供写真)

 

 

「コーチへの恩返しのために」
県中学新人バレーボール大会

 

 第39回県中学新人バレーボール大会兼九州中学校バレーボール選抜優勝大会県予選(県バレーボール協会主催)が25日から27日まで、霧島市横川体育館などで開かれた。男子の部に出場した赤木名・笠利合同が3位入賞する活躍を見せた。同チームの深田彩太主将(14)は「全員でバレーを楽しみ、昨年12月に亡くなったコーチへの恩返しを目標に頑張ってきたので、上位に入ることができたのは率直にうれしい」と語った。

 大会には県内から男子56チーム、女子114チームが出場。男女とも予選トーナメントの後、上位4チームがリーグ戦で争う形式で実施。奄美勢は男子で赤木名・笠利を含めた2チーム、女子で5チームが大会に臨んだ。

 赤木名・笠利の針原謙一監督によると、赤木名中と笠利中が合同チームで大会に出場するようになったのは、昨年夏の地区総体からのこと。合同練習を行うことができるのは週1回程度。冬場はさらに平日の部活動可能時間が少なく、練習時間の確保に苦労したという。

 「一戦一戦積み上げることで成長する姿が見られた。チーム全体で得た結果」と針原監督は大会での選手らを評価。深田主将は、夏の県総体に向け、「このメンバーでバレーができるのも残りわずか。みんなに愛されるチームにしたい」と語った。

 奄美勢の結果は次の通り。

 【男子】〈予選〉▽2回戦 赤木名・笠利2―0帖佐、第一鹿屋2―0和泊▽3回戦 赤木名・笠利2―0鹿児島玉龍▽準々決勝 赤木名笠利2―0重富
〈決勝リーグ〉①頴娃3勝②谷山2勝1敗③赤木名・笠利1勝2敗④川内中央3敗
 【女子】〈予選〉▽2回戦 赤木名2―0西指宿、谷山北2―0古仁屋、祁答院2―0朝日▽3回戦 赤木名2―0川内南▽4回戦 重富2―0赤木名