寒暖差激しく体調管理に注意

寒暖差の激しい日々に向け、体調管理について話した向井院長。28日も同院には多くの患者が訪れた

最高気温 1週間で10度以上低下の見込み
「油断せず機敏に対応を」

 奄美地方では30日、名瀬の最高気温が14度と冷え込みが予想されている。23~25日にには各地で最高気温25度以上の「夏日」を記録しており、最高気温が1週間で10度以上低下することが見込まれる。寒暖差が激しくなるため、体調管理に注意が必要になりそうだ。

 名瀬測候所によると、28日の奄美地方は、寒気の影響で曇りがちに。所により時折雨が降ったが、最高気温は各地で平年より高い18・2~20・2度だった。

 30、31日は寒気が入り込みやすい気圧配置となる見込みで、名瀬の予想最高気温は30日14度、31日15度といずれも平年より低くなり、冷え込みそう。ただし寒さのピークは30・31日の2日間となる見込みで、その後徐々に暖かくなることが予想されているという。

 奄美市名瀬の医療機関・むかいクリニックの向井奉文院長は「急に暖かくなったり、寒くなったりすると、身体が適応できず、インフルエンザを含めた風邪症候群にかかりやすくなる」と指摘。同院ではインフルエンザ患者は2週間前をピークに減少傾向にあるものの、急な冷え込みでインフルエンザ以外にも、感染性腸炎(ノロウイルス)などの感染力が増すことに対し注意が必要という。

 向井院長は体調管理について、「油断をせずに羽織るものを準備して外出するなど、寒さがいつやってきても良いように準備し、機敏に対応してほしい」と話した。