5月6日、川崎市でコンサート

コンサートの見どころなどを説明する、萩原かおりさん

萩原かおりさんは、他の演目の出演者らと笑顔で記念写真に

歌を通し魅力発信に意欲
観光大使の萩原かおりさん会見

 【東京】川崎市多摩区の多摩市民館大ホールで5月6日に開催される「奄美の黒うさぎコンサート」に向けた記者会見がこのほど行われた。コンサートの出演者を代表する形で会見に臨んだ女優で、昭和音楽大学教授の萩原かおりさんは、「素敵な奄美を紹介したい」と歌を通じた奄美の魅力発信に意欲を見せていた。

 同コンサートは「集まろう!奄美の歴史と芸能の下に!!!」とのスローガンで、主催は「奄美の黒うさぎコンサート実行委員会(実行委員長・大江修造=東京奄美会会長)」。4月18日から5月10日まで小田急線の新百合ヶ丘駅周辺を舞台に展開される川崎市に住む芸術家や市民による「アルテリッカしんゆり2020(川崎・しんゆり芸術祭)」の一環として開かれるもの。

 奄美観光大使で奄美3世の萩原さんが、川崎市商工会議所の前会頭・山田長満さんから「出身地の徳之島に恩返しがしたい」と声を掛けられたことなどから、12年目を迎えた同芸術祭に奄美としては初の参加となった。下八川共祐実行委員長らと会見に出席した萩原さんは、大島紬の反物を艶やかにまとって登場。奄美群島について述べたあと、「愛加那の血を継ぐ私と、西郷従道の玄孫である、チェロの大藤桂子さんのコラボ『歌物語・愛加那』は、歌と語りで綴るミュージカルです」と見どころ、聞きどころを語った。

 また、コンサートで同じ舞台に立つ、里アンナさんや山ゆり会による「八月踊り」などについても丁寧に解説し「当日は、奄美の写真や物産も予定しているので、たくさんの人に来て欲しい」と呼び掛けていた。コンサートは、午後2時開演(同1時開場)、全席自由で前売3500円(当日4千円)。会場の多摩市民館大ホールは、小田急線・向ヶ丘遊園駅北口より徒歩約5分。問い合わせ先は、電話044―952―5024(同祭実行委員会事務局)。