鹿実・岩元(金久中出身)60㌔級優勝

男子個人60㌔級で優勝した岩元(提供写真)

県高校柔道選手権大会
全国大会の切符手に

 2019年度県下高校柔道選手権大会(県柔道会主催)が25・26日、鹿児島市の鹿児島アリーナであった。男子個人戦60㌔級に出場した鹿児島実業高校1年の岩元魁里(金久中出身)が優勝し、3月に開かれる全国選手権への切符を手にした。

 大会は、団体は男子16校、女子5校。個人は男子129人、女子38人が出場。トーナメントで争った。

 同大会は全国選手権大会(群馬県。3月21・22日開催)予選を兼ねており、団体戦優勝校、各階級の優勝者が出場権を得る。

 個人戦決勝で宮達哉(明桜館)と対戦した岩元は得意の投げで終始攻め続ける展開に。一瞬の隙をつき、見事背負投げで1本を取った。

 「自分の柔道が発揮でき、納得のいく試合でうれしい」と喜びを素直に表す一方で、「今大会では相手に組まれてから組んでいた。先に組むことを徹底し、自分を追い込む稽古を続けたい」と意欲をみなぎらせる。

 今回の優勝でかごしま国体強化選手にも選抜され、近く遠征も予定。「インターハイ、国体に出場し、結果を残したい」。目線の先は次を見ている。

 同校柔道部の横峯亨監督は「初めての全国の舞台だが勢いを持っている。一戦一戦大事に臨んでほしい」と岩元に期待する。

 今大会の奄美勢の結果は次の通り。

 【男子】〈団体〉▽1回戦 れいめい〇―×奄美

 〈個人60㌔級〉▽1回戦 竹内琉太朗(鹿児島情報)〇=背負投=×増六(古仁屋)、岩元魁里(鹿実)○=背負投=×石原奏人(れいめい)、湯谷拳士(鹿児島情報)〇=合わせ技=×勝久匠隼(奄美)、立石優星(種子島中央)〇=内股=×屋崎隼作(古仁屋)、島袋誠也(奄美)〇=優勢僅差=×梅原龍万(ラ・サール)▽2回戦 岩元〇=優勢技有=×湯谷、本白水大地(鹿屋)〇=背負投=×島袋▽3回戦 岩元〇=崩袈裟固=×石堂寛樹(種子島中央)▽準決勝 岩元〇=横四方固=×深川涼(鹿屋工業)▽決勝 岩元〇=背負投=×宮達哉(明桜館)

 〈同73㌔級〉▽1回戦 鶴田聡(鹿児島情報)〇=内股=×前田海斗(奄美)、堀添恭哉(明桜館)〇=優勢技有=×宮山寛大(古仁屋)

 〈同81㌔級〉▽1回戦 岸田伊織(ラ・サール)〇=三角絞=×佐平陽生(奄美)