特産品の販路拡大へ

六本木アークヒルズ内で行われた「奄美大島 瀬戸内町・宇検村フェア」


PR文が添えられた「蒸したふちもち」

六本木で初の物産フェア
瀬戸内町、宇検村の商工会

 【東京】瀬戸内町商工会と宇検村商工会は6、7日の両日、六本木アークヒルズサウスタワー内にある「福島屋六本木店」で、「奄美大島 瀬戸内町・宇検村フェア」を開き両町村の特産品販売を行った。初開催のイベントに、担当者は継続して特産品の認知度向上を図る考えだ。

 イベントは、町村内の事業所の販路拡大を狙ったもので、東京では初の試み。参加事業所は、瀬戸内町からパッションジュース、マンゴーソースの「㈲古仁屋農産」とふちもち、黒糖かりんとうの「大城もちや」。宇検村からは、ざくざく島ニンニク、酢醤油ニンニクの「SmewFarm(スミューファーム)」、マンゴー&パッションたっぷりフルーツソース、しいたけのつくだ煮を店頭販売した「なおじろう農園」などの4社。

 福島屋の店頭前には一袋4個入り500円の旬のタンカンが並べられ、試食をする人の姿も。また、「蒸したふちもち」1個100円も用意され、よもぎ餅の説明には「ふちもちとは、もち米に奄美特産の黒糖とよもぎを加えて作る真っ黒なお餅で月桃(げっとう)の葉で包まれています。味良し、香り良し、おひとついかが」のPR文が添えられていた。

 企画を担当した瀬戸内商工会の西宏平経営指導員は「宇検村商工会と鹿児島などでこだわりの逸品フェアなどを行ってきた。今回は都会の人に買ってもらうための初の試み。今後も継続していきたい」と語った。