甲子園で活躍を 特産品で激励

徳之島町合宿3年目の愛工大名電高野球部一行(特産品贈呈)=22日、徳之島空港で

 

愛工大名電高 徳之島合宿3年目

 

 【徳之島】高校野球の名門、愛知工業大学名電高等学校硬式野球部(倉野光生監督)の徳之島合宿一行38人(部員31人)が22日、同島入り。空港では徳之島町当局や関係団体が地元特産品を贈って歓迎し、甲子園出場など飛躍に期待した。23日は町内の少年野球スポーツ少年団対象の野球教室と同指導者講習会でも交流する。滞在は26日まで。

 愛工大名電は、甲子園に春・夏通算21回出場(2005年春優勝)。イチロー(鈴木一朗)や工藤公康(福岡ソフトバンクホークス監督)ら多くのプロ選手を輩出している名門。徳之島合宿は、愛工大OBで倉野監督と親交のある元実業家・川村幹弘さん(77)=名古屋市出身、徳之島町在住=の働きかけで一昨年から開始、今春で3年目。

 徳之島空港での歓迎セレモニーでは、幸野善治副町長が「日本屈指の強豪校の来島は私たちの誇り。世界自然遺産になろうとしている島での合宿を成果に」などと期待。同町柑橘生産組合からのタンカンや農業法人のバレイショなど5団体が特産品を贈って激励した。

 同硬式野球部を代表して大石歩主将(2年)は「昨年は技術の向上だけではなく、普段とは違った環境で生活をすることでチーム力の向上にもつながった。今年は一回り大きく成長して帰りたい」と力強くお礼を述べた。

 少年野球教室と指導者講習会は23日午前11時から同町健康の森総合運動公園野球場で開かれる。