まなび・福祉フェスタ

陶芸品の展示販売など、大勢の来場者でにぎわったまなび・福祉フェスタ

展示販売で活動紹介
医療福祉など70団体が参加

 教育や福祉、産業などについて学び、体験交流する2019年度「奄美市まなび・福祉フェスタ」(同市、市教委主催)が23日、同市名瀬の奄美文化センターであった。教育や医福祉、環境などの分野で活動する民間団体など約70団体が参加。ステージ発表や屋外スペースでの展示販売、体験コーナーなど多彩なプログラムが行われ、終日大勢の来場者でにぎわった。スポーツアスリートと交流する「つなGO奄美」も同時開催された。

 開会式では奄美市少年少女合唱団が美しい歌声を披露しオープニングを飾った。朝山毅市長は「フェスタを機に市民の交流、連帯、協働の輪が一層広がることを期待したい」とあいさつ。ステージ上では難聴者などに配慮し、手話通訳や要約筆記なども行われた。

 市内の小・中・高の児童生徒による「みんなで輝かせよう!あまみっ子」では、花いっぱい運動の表彰式や島口による小中学生の夢の発表、高校生による発表があり児童生徒15人が登壇し、将来の夢やふるさとへの思い、部活動や研修活動での体験などについて語った。

 同文化センターロビーや一万人広場には、福祉・生涯学習関連の展示、体験コーナーのほか、バザーや物販など約70ブースが並んだ。あまみ難聴者中途失調者協会は、難聴者支援の機器や手作りの筆談グッズなどを展示、聴覚障がいを抱える人たちへの理解を求めた。福祉団体などの物販コーナーでは、障がい者らが作った農産物やパンなどの加工品、お皿やコーヒーカップなどの陶芸品などの販売も行われた。

 市レクリエーション農産物の販売も行われ、農業青年クラブなど生産者が出品したダイコンやトマト、カボチャなどの地場産野菜の販売コーナーは、大勢の買い物客らでにぎわった。

 同市名瀬小浜町の会社員、原口美穂子さん(32)は「いろんな団体の人たちが活動していることを知ることができ、障がい者の人たちが頑張っている姿も見ることができて良かった」と話した。

 同時開催された「つなGO奄美」では、バレーボール元日本代表監督の柳本昌一氏らによるトークショーやスポーツ教室も行われた。