集落巡るコンサート

島内で活躍する歌手がコンサートを開いた(会場は芦検公民館)

セントラル楽器 歌謡ステージで魅了
「楽しいひととき提供できたら」

 奄美市名瀬のセントラル楽器(指宿俊彦代表取締役社長)は今年から、奄美大島島内の集落を回る「奄美歌謡コンサート~シマジマめぐり~」を行っている。22日は宇検村芦検集落の公民館であり、島内で活躍する歌手が自慢ののどで来場者を魅了した。

 この日は歌手の泉清次さん、福永則雄さん、米重美智子さんが出演。泉さんを進行役に、3人は新民謡の持ち歌「最涯の港」「つむぎ一筋」「思い出の三太郎峠」やヒットナンバーの演歌など計17曲を披露した。

 外部からの歌謡ショーとあって、場内は住民約40人が来場。一曲終わるごとに拍手と声援を送り、最後は出場者全員で「島のブルース」を歌うと、来場者も輪になって手踊りし、一緒に歌って幕を閉じた。

 同社はボランティアコンサートを2カ月に1回ペースで計画しており、今回の芦検ステージは2回目。指宿社長は「島の人は歌好きが多い。今後も楽しいひとときを提供できたら」と語った。

 徳富美枝子さん(75)は「年配者の多い集落での開催はうれしい。間近で歌手が歌う姿が見ることができ、満足です」と笑みを見せた。