沖永良部2町 小中学校、新年度スタート

新1年生4人を迎えた入学式=和泊町=

新入生温かく迎え入れる
新型コロナでマスク着用登校

 【沖永良部】沖永良部2町の小中学校で6日、始業式、入学式が行われた。新型コロナウイルスの影響で、児童生徒らはマスクを着用しての登校となったが、友達や教職員らと顔を合わせると「会えてうれしいよ」「久しぶり」と声を上げて喜んだ。入学式は規模を縮小して実施され、在校生らが新入生を温かく迎えた。

 1日に新型コロナウイルスの感染者が和泊町で確認されたことを受け、和泊、知名両町は3日、2町合同による現地対策協議会(会長、伊地知実利和泊町長)を開き、島内小中学校の新年度開始の日程を協議。予定通り6日から開始すると決定した。

 和泊町立大城小学校(田邊ツル子校長、全校児童46人)では、6日午前7時半ごろ、児童らが元気に登校。進級した教室で出席と体調を確認後、校舎や体育館の周辺を清掃して新入生を待った。

 入学式は、出席者の制限や時間短縮など規模を縮小して行われた。保護者や在校生が見守る中、新1年生4人が入場。平山諒くんは「勉強を頑張る」。芦原花咲さんは「一輪車を頑張りたい」と抱負を語った。

 田邊校長は「私達も子ども達も、新年度のスタートを楽しみにしていた。安心して学校生活が送れるよう感染予防を徹底していきたい」と話した。