三田さん(大和村)に総務大臣感謝状

辻所長から総務大臣感謝状を受け取る三田さん(右)

行政相談委員3年10月 「社会貢献でき喜び」

 住民と行政のパイプ役として3年10カ月に渡って行政相談委員を務めた三田文麿さん(74)=大和村津名久=への総務大臣感謝状の贈呈式が6日、同村役場会議室であった。感謝状を受け取った三田さんは「常に思いを巡らせながら一人一人の悩みを聞いてきた。社会貢献できたことに改めて喜びを感じた」と笑顔で話した。

 行政相談委員は、行政に関する住民からの苦情・要望の窓口となり、解決のための助言をしたり関係機関につないだりする役割を担う民間のボランティア。総務大臣が任命し、県内では110人が委嘱を受けている。

 三田さんは、同区長を9年務めた実績などを背景に2016年6月に同相談員に就任。今年3月31日まで、地域で挙がる相談や悩みごとと向き合ってきた。

 式では関係者が見守る中、総務省九州管区行政評価局鹿児島行政監視行政相談センター・辻貴吉所長が「長年のお勤めご苦労さまでした」と感謝状を贈呈。三田さんは「問題を改善し感謝の言葉をもらった時は、自分のやっていることに重き責任を感じた。やりがいのある仕事だった」などと振り返った。

 なお、この日は同村の新たな行政相談委員・森貞義さんへの委嘱状も交付。4月1日付で任期は1年となっている。