古仁屋高入寮説明会

古仁屋高校に新たに入学する島外からの留学生ら

関東・関西・東北から新たに10人
故郷離れての新生活に期待

 瀬戸内町は6日、県立古仁屋高校(重吉和久)で島外から入学する新1年生に対し、入寮説明会を行った。今年度は関東・関西・東北から男女10人が入学。それぞれ町が同町清水に設置する「紫雲寮」(男子)、「清雲寮」(女子)に入寮する。

 同町は同校振興活性化のため、島外からの留学生を募集。2018、19年度には東京・大阪で行われる合同学校説明会「地域みらい留学フェスタ」にブース出展するなどした。男子寮を19年度から、女子寮を今年度から開設し、生活をサポートしている。

 昨年度から在校する8人に加え、今年度は男子5人、女子5人が入学する。この日の説明会で重吉校長は、新型コロナウイルス対策のための当面の検温実施などを呼び掛け。町教委・町企画課などが助成金制度や寮則を説明するなどした。

 その後、生徒らは保護者とわかれ、校庭でレクリエーション。同町地域おこし協力隊で古仁屋高校振興コーディネーターの高田康平さん、土井小雪さんらとともに身体を使ったゲームを通して親睦を深めた。

 10人の中で、最も遠い宮城県登米市から入学する岩渕新さんは「地元の異なる友達と仲良くしたい。寮もきれいなので生活が楽しみ」。京都府宇治市から来た松本慶さんは「奄美でしかできないことを体験したい。寮の周囲の自然がよく、人も温かい」とそれぞれ故郷を離れての新生活に期待を込めた。