炬火リレー、コース・区間決定

かごしま国体 離島コース、ランナー2582人

 県は15日、8月の夏休み期間中に県内全市町村を巡回する「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」の三つの「炬火リレー」のコースと区間を発表した。奄美群島を含む「離島」コースは、県内最南端の与論島を皮切りに沖永良部、徳之島と北上。種子島までの18市町村、81・7㌔、186区間を2582人のランナーでつなぐ。

 炬火リレーは、県内「薩摩」「大隅」「離島」の3コースで行い、8月11~29日までの18日間で実施。県全体では、263・7㌔、603区間に8611人のランナー出場を見込んでいる。

 奄美群島は、与論町(11日、9区間、5・5㌔)―知名町(12日、14区間、5・5㌔)―和泊町(13日、14区間、5・6㌔)―伊仙町(14日、8区間、5・0㌔)―天城町(16日、8区間、6・4㌔)―徳之島町(17日、6区間、2・4㌔)―瀬戸内町(18日、11区間、5・4㌔)―宇検村(19日、4区間、2・7㌔)―大和村(20日、11区間、4・0㌔)―奄美市(21日、15区間、4・9㌔)―龍郷町(22日、15区間、6・0㌔)―喜界町(23日、13区間、5・3㌔)の順に12市町村をリレー。11日午後2時半に与論町の琴平神社をスタートし、23日の喜界町総合グラウンドを最後に奄美群島を離れ、十島村~西之表市(種子島)の6市町村を巡って一筆でつなぐ。

 同実行委員会によるとコースは、市町村ごとに観光名所や歴史的建造物、景勝地が見えるルートなどを組み込んで決定。伊仙町では全小学校区を通って全町民の参加を目指し、奄美市では相撲競技会場の住用町・奄美体験交流館をゴールに設定するなど、自治体ごとに趣向や工夫を凝らした。

 大会ホームページでは、実施概要をマップ付きで掲載。市町村ごとの見どころなども詳しく紹介している。

 なお、走者は各市町村で募集。新型コロナウイルス感染症拡大などの状況によっては、変更の可能性もあるとしている。