協力金最大30万円支給

遊興施設、飲食店など99施設
5月中の支給目指す
休業要請で知事

 【鹿児島】三反園訓知事=写真=は24日、県庁で記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大防止を目指し、25日から5月6日まで12日間の休業、時間短縮への協力要請した事業者に対し、最大30万円の協力金を支給すると発表した。

 対象となるのは県内全域の遊興施設、飲食店など99施設=別表参照=。中小企業20万円、個人事業主10万円で複数店舗を有する事業者は10万円上乗せするため最大30万円の支給額となる。

 県庁内に専用の相談・申請窓口を開設。窓口まで申請書類を郵送する。専用ダイヤル(099・286・2580)を開設。24日の午後3時以降受付を開始し、午前9時から午後6時まで土日祝日も受け付ける。

 また宿泊事業者に対して、4月29日から5月6日まで県外からの宿泊予約の延期、キャンセルを要請。1人泊当たり宿泊料金5000円を上限に1施設当たり10万円を上限に協力金を支払う。こちらの問い合わせ先は099・286・2997で、こちらは平日のみ午前9時から午後6時まで。ただし25、26日は両日とも同時刻内で受け付ける。

 総額で約20億円規模の予算を見込んでおり、財源は政府が創設する1兆円の臨時交付金を充てる。三反園知事は「速やかに予算を成立させて5月中には支払いたい」と言う。「ゴールデンウイークをどう乗り切るかが極めて重要。県民一丸となって接触機会を減らしていかなければならない」と協力を呼び掛けていた。