6月中旬まで運休継続

JALは6月中旬まで運休・減便を継続する(写真は奄美空港)

奄美路線 羽田、福岡直行便など
JALグループ

 日本航空(JAL)グループは20日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う大型連休後の国内線の運休・減便・時間変更を発表した。同社グループのJAL、日本エアコミューター(JAC)、琉球エアーコミューター(RAC)が就航する奄美群島路線では、奄美大島と結ぶ東京(羽田)、福岡間など直行便の運休、鹿児島と離島間の減便措置をそれぞれ6月14日まで継続する。

 JALグループは4月以降、全国の就航路線での段階的な運休・減便・ダイヤ変更を進めており、今回は6月1~14日までの調整計画を明らかにした。

 奄美関連路線で主要都市直行便は、奄美大島―東京(羽田)、同福岡、同沖縄(那覇)が14日まで運休。なお大阪(伊丹)間は運休、もしくは1日1往復に。

 また県本土と離島間は、▽鹿児島―奄美大島(5~6往復運休)、喜界島(1往復運休)、徳之島(2~3往復運休)、沖永良部島(1往復運休)▽奄美大島―喜界島(1往復運休)となる。

 鹿児島経由の東京、大阪行きルートも減便となっている状況。都市圏を結ぶ重要路線の運休長期化に、奄美の観光関係者は「観光収入の見通しがさらに立たない」と危機感を募らせている。

 JALは利用予定者に、ホームページでの運航確認を促している。