カラフルな応援のぼり旗完成

のぼり旗を前に笑顔を見せる美術同好会部員(撮影のため、一時的にマスクを外しています)

各都道府県の名産品などが描かれた色彩豊かなのぼり旗

みんな大変な時期、勇気づけたい
かごしま国体に向け朝日中美術同好会

 奄美市名瀬にある朝日中学校の美術同好会(顧問・山村涼子教諭、部員33人)は、燃ゆる感動かごしま国体奄美市実行委員会から2月下旬に依頼されていた、鹿児島国体と全国障害スポーツ大会の開催時に掲げるためのぼり旗を制作し、校内で設営している。

 のぼり旗は2月下旬に同委員会から市内のすべての小中学校へ依頼されていた。出場選手を応援するために、各都道府県に3枚ずつ作るというものだ。

 同校では、同好会の部員約20人が2週間かけ9枚(3県分)の制作を行った。

 1年生は山口県、2年生は石川県、3年生は沖縄県というように学年で分担して取り組んだという。部員らはパソコンで各県の特産品やゆかりのある人物、ゆるキャラなどを調べ、応援メッセージと共にイラストで彩りを添えた。

 同好会部長の渡邊琴々音さん(3年)は「遠くからでも目立つような配色の決定が難しかった。パソコンで各県のことを細かく調べた。出来栄えはみんな頑張ったので100点」と笑顔。部員の屋山遥凪さん(3年)は「国体の開催も危ぶまれ、どの県も大変な時期。少しでも勇気づけられたら」と、のぼり旗に込めた想いを語った。

 市実行委員会によると、新型コロナウイルスの影響で開催中止が決定された場合、7月1日に市内の各総合支所で展示する予定だという。