「屋仁川元気になって」

川崎洋之常務取締役から「やよいスピリッツ69」を受け取る奄美市社交飲食業組合の伊東隆吉理事長

高濃度エタノール「やよいスピリッツ69」

弥生焼酎醸造所が寄付
高濃度エタノール製品120本

 (資)弥生焼酎醸造所(川崎洋三代表取締役)は27日、新型コロナウイルスの影響で消毒液が不足していることを受け、消毒用エタノールの代替品として使用可能な高濃度エタノール製品「やよいスピリッツ69」(720㍉㍑)を製造、市社交飲食業組合(伊東隆吉理事長)へ寄付した。

 同製品は高濃度エタノール製造に限定したスピリッツなどの製造免許、消防の許可を今月中旬に得て、25日に完成した。同組合では、計120本の製品を同組合加入の飲食店(約90店舗)へ27日から配布する予定。

 同醸造所の川崎洋之常務取締役は「普段お世話になっている屋仁川の飲食店に少しでも元気になってもらえたら。貴重な原酒(黒糖焼酎)だが、奄美の人たちの力になれるならと思い製造、寄付した」と思いを語った。

 寄付を受け同組合の伊東理事長は、「消毒液の効果は高いと認識している。緊急事態宣言が全国で解除され、屋仁川にお客さまが戻るときには万全の体制で迎えたいと考えていた。地元の醸造所に協力いただき大変ありがたい」と感謝した。

 今後は要請がある会社や医療、福祉現場への販売を開始する予定。価格は2000円(税込、720㍉㍑)。
問い合わせは(資)弥生焼酎醸造所電話0997(52)1205まで。