県知事選 立候補予定者に説明会

立候補予定者説明会に出席する陣営、団体関係者(2日午後、鹿児島県庁)


立候補する意向を示した八木氏

八木氏(岩手大名誉教授)が5人目の立候補表明

 【鹿児島】今年7月の県知事選挙を前に、県選挙管理委員会は2日、鹿児島市の県庁で立候補予定者説明会を開いた。説明会にはすでに立候補を表明している陣営をはじめ、立候補を検討している陣営や団体関係者らが出席した。

 説明会では県選管事務局が立候補の手続き、選挙運動についての注意点などを説明した。

 県知事選は6月25日に告示、7月12日投開票予定となっている。現在まで現職で2期目を目指す三反園訓氏(62)、前知事の伊藤祐一郎氏(72)、新人で元鹿児島大特任助教の有川博幸氏(61)、前九州経済産業局長の塩田康一氏(54)が立候補を表明している。

 なお2日は岩手大名誉教授の八木一正氏(70)=曽於市在住=が県庁で会見を開き、知事選への立候補を正式に表明。教育改革や人材育成を重視した地方創生を掲げ、「先祖が残した郷土を残したい」などと抱負を述べた。

 5人目の立候補表明となる八木氏は岩手大教育学部の教授をつとめた後、現在は地元に戻っている。選挙戦では無所属で出馬する意向だ。

 知事選では、反原発・反保守での候補者擁立を目指す市民団体のほか、立候補を検討する複数の動きもある。連合鹿児島など野党が現職に対抗するため候補予定者の一本化を呼び掛けるなど、情勢は混とんとしている。