「しまむに教室」開講

遠隔(オンライン)で行われた知名町公民館講座「しまむに教室」=知名町エラブココ=

 
 
知名町・方言の伝承者育成へ
新型コロナ対策、オンラインで授業

 

 【沖永良部】新型コロナウイルスの感染拡大で開講延期となっていた知名町公民館講座「しまむに教室」が6日、同町エラブココであった。島内から10人が受講。ビデオ会議アプリ「Zoom」を活用し、東京にいる講師2人から島の言葉の大切さや特徴を学んだ。

 沖永良部の方言は、ユネスコが発表した消滅危機言語に含まれており、講座は方言の保存や記録、伝承者の育成を目的に昨年から開講している。講師は、東京在住で国立国語研究所(東京都立川市)の山田真寛さんと横山晶子さんの2人。今回は感染予防のため来島を控え、インターネットを使った遠隔(オンライン)で行った。

 講座では、島の方言と標準語のイントネーションの違いや、同じ意味でも集落ごとに呼び方が違う単語があることを確認。グループワークもあり、参加者は飲み会や外出自粛中の生活を題材に方言で問答集を作成し、発表した。

 受講生の沖良子さん(68)は「標準語では伝えられないニュアンスも方言だと伝えられる。島で生まれた子ども達だからこそ、島の言葉を使ってもらいたい」と話した。

 講師の横山さんは「方言は集落によって違うので、全てを研究者が記録するのは難しい。方言を未来に残すためにも、方言を話せる地元の人が記録し、さらに子ども達に教えられるようになってほしい」と語った。

 同講座は月1回開催され、年間を通して受講生を募集している。